できないことが悔しくて、できたときが嬉して

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-川又さんは大学生の頃から日本代表に選ばれていますが、どんな努力をしてきたのでしょうか?

わたしがセパタクローをはじめたのは15歳のとき。それまで運動経験がなかったので、はじめはリフティングもなにもできなくて…。悔しくて、週7日、体育館で練習していました。だから「代表選手になりたい!」という大きな目標があったわけではなく、「少しでも多く蹴れるようになりたい!」と思ってコツコツ練習を続けていたんです。上達する達成感があるからセパタクローが楽しくて。日本代表に選ばれたのはまだその過程だったので、正直びっくりしました。 代表選手は運動経験が豊富で、負けず嫌いな人が多いと思います。一方、わたしは感情を閉じ込めるタイプだったので、気迫に満ちた環境に、はじめは戸惑いました。でもそれをきっかけにもっと頑張ろうと思ったんです。2014年のアジア大会前の合宿では、チームメイトと長く共同生活をして、セパタクローだけに集中する期間があったのですが、初めての課題に取り組んで心身ともに摩耗したり、泣きながら本気でぶつかりあったりして高めあった結果、先輩のダブルスがメダルを獲ったときは本当に感動しました。そして自分もあの場所に立ちたいと強く思いました。

-競技生活のなかで、挫折はありませんでしたか?

わたしは15歳まで運動経験がなかったので、他の選手に比べて“昔からできているもの”がありません。まだよく自分の限界が見えていないんです。まだまだたくさんの難しいテクニック、体の動きがあります。できないことが悔しくて、そしてできたときが嬉しくて…。もしかしたら挫折だったのかもしれないことも、それを挫折と感じる暇もないほど、夢中でここまで続けてきたのだと思います。
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